爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

宇都宮にLRT(次世代型路面電車)開業。自動車偏重の社会が変わるのか。

宇都宮にLRTが開業したそうです。

国内では新規の路面電車開業は75年ぶりとか。

www.shimotsuke.co.jpかつては多くの町に路面電車がありましたが、自動車の数が増えたため「自動車渋滞の原因になる」などと言われて次々と廃止されていきました。

しかしここにきてようやく自動車任せの交通というものの危険性が知られるようになってきたのでしょうか。

 

交通手段としての公共交通にはバスや相乗りタクシーといったものもありますが、安定性という面ではやはり鉄道に信頼がおけるのでしょう。

 

ただし、どうしても事業費がかかるのは間違いなく、宇都宮の場合も高額になるようです。

それを払っていく覚悟が自治体にあるのかどうか。そこが問われるところです。

 

熊本市にも市電が2系統残っており、市内中心部はそれで移動できるのですが、かつては多くの路線があったようです。

それが次々と廃止されていき、なんとか今の2路線のみが残りました。

ただし専用軌道ではなく通行量の多い道路を走っていますのでどうしても事故や渋滞の危険性があるようです。

より良いものとできるようにするには、改善の余地はかなりあると思います。