リスク学者永井孝志さんのブログで、「日本におけるガンのリスク要因は何か」という記事が掲載されていました。
少し前にこのブログでは除草剤グリホサートの発がん性についてという記事が掲載されていましたが、そのリスクはあったとしても極めて微小であり、本当に大きなリスク要因は別のところにあります。
ちょうど今年に、「世界疾病負荷(Global Burden of Disease: GBD)研究」という、WHOによる世界的なプロジェクトが報告を発表しました。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000511705.pdf)
世界的な調査で、多くの疫学研究の論文をメタアナリシスという手法で検討しています。
その中から、日本のガンという所のみを永井さんが拾い出したということです。
その結果では、やはり圧倒的に多いのが喫煙、さらに不健康な食事(食塩過多も含む)、アルコール、アスベスト、高BMIといったところでした。
この5つの要因のみで全ガンリスクの半分近くを占めるとか。
そしてこれらは生活習慣として避けることができるものであるので、ガン発生を押さえることもできるはずということです。
とはいえ、やはり止めるのは難しいものなのでしょう。