将棋の藤井聡太さんが渡辺明名人に挑戦していた名人戦で勝利し、名人位を獲得しました。
www.yomiuri.co.jpこれで現在の将棋界でタイトル戦とされている8つのタイトルのうち7つを保持する7冠となりました。
8大タイトルとはいってもはやり名人は将棋界では歴史と伝統が一番です。
次のウィキペディア情報によれば、現在の8タイトル体制になったのは2015年に叡王戦が追加されて以来で、それ以前は7大タイトルだったわけで、私などはその頃の記憶が鮮明でありどうも8タイトルというのには違和感があります。
ja.wikipedia.orgこうなると次は残る一つの王座戦でタイトル獲得して全タイトル独占がなるかどうかが最大の興味となります。
現王座は永瀬拓矢さんで4期連続ですが、タイトル戦は少しずつ性質が異なるため向き不向きがあると言われており、永瀬さん向きなのかもしれません。
まず挑戦者になれるかどうか、そしてタイトル戦で勝てるかどうかが問題となります。
それにしても「タイトル独占」というのはさすがにすごいことなんでしょうが、記憶にあるのは羽生善治さんの7タイトル独占です。
1995年に成し遂げられています。
これだけかと思っていたら、もちろんその昔にはタイトルの数こそ少ないですが大山康晴さんが連続して五冠達成、さらに前には升田幸三さんが三冠達成というのもありました。
いずれも当時の将棋界では圧倒的な強さで君臨していた人たちです。
藤井さんもこの勢いが続けられるのかどうか。
プロ棋士にも思いつかないような奇手を指し、それが抜群の妙手だということが分かるという、将棋ファンをわくわくさせてくれるような活躍をこれからも期待したいものです。