内田樹さんのブログ「研究室」で「岸田政権は何をしようとしているのか」と題した記事が掲載されていました。
某媒体から「なぜ政権がこれほど性急に防衛予算の拡大に進むのか」と聞かれたインタビューに対する答えだということです。
その答えが、とにかくアメリカの言いなりだからということです。
防衛費がGDPの2%というのもアメリカの指令であり、そこには何も自分たちの判断はありません。
そうせざるを得ないのも岸田政権の支持基盤の弱さから来ています。
岸田が政権を維持するためには、鉄板の自民党支持層の期待を裏切らないことと共に、アメリカに徹底的に追随するしかありません。
そのため、トマホークやF35といった、アメリカ国内ではすでに使い物にならない時代遅れの兵器(レガシー・プログラム)を爆買いしてアメリカの軍需産業に巨額の金を奉るしかないのです。
若い人たちはもう日本から逃げ出すしかないと判断する人が増えているということです。
現在のシステムから利益を引き出す(hack)かこのシステムから逃げ出す(run)か。
もはやhack or runしかなく、「システムを変えよう」ということが不可能のようになっています。
ちょうど昨日、統一地方選挙前半戦の投票が行われましたが、自民党系の候補者の圧勝となってしまいました。
このシステムの強固さはますます増すばかり、もう逃げだすしかないのでしょうか。