爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

インドで石炭からバイオマスへの転換が進む?植物が消えるのは確か。

人口増も野放し、自動車増も野放しのインドですが、石炭の使用がひどい大気汚染につながるということで石炭使用禁止といった処置をしたそうです。

それで広がっているのがバイオマスの燃焼だとか。

jp.reuters.com

しかしバイオマスの利用で窒素酸化物、イオウ酸化物の排出が抑えられ大気汚染が減少するなどと言っているけれど、大問題はその「バイオマス」で何を燃やすか。

 

「農業廃棄物から作る」などと言っているらしいけれど、そんな程度で収まるはずもありません。

結局は燃えるものは何でも使って植物体は根絶やしとなるのでしょう。

 

これは産業革命でエネルギー転換が起きたのとまったく逆のコースをさかのぼっているだけです。

それまでは薪などを用いていた燃料源が森林がすべて燃やされ禿山になってきたので仕方なく煤が出て臭い石炭を使うようになったのですが、その経緯を完全に忘れて元に戻そうとしているだけでしょう。

 

何か多くの行動が問題となりそうなインドです。

中国などと比べ物にならないほどかもしれません。