少し前になりますが、プロ野球の新人選手ドラフト会議が開催されました。
熊本県関係でも前からテレビのローカルで紹介されていた選手が声がかからなかったということが多かったようです。
プロ野球のスカウトを引退したという人の声が掲載されていました。
ドラフト会議前にスカウトが各地を回り選手や関係者と接触することがあるため、その人々はもう指名確実と勘違いして、当日になり指名されない結末となるということが多いようですが、この元スカウトに言わせれば、プロ野球にはまだまだの実力だっただけだということです。
しかし同好会に毛の生えたくらいの高校野球で汗を流す程度なら青春を注ぎ込みましたで自己満足で終わってもよいのでしょうが、各県でも甲子園を目指すほどのチームには多くの生徒が全国各地から集まり、彼らはほとんどがプロ野球の選手となることを夢見ているのでしょう。
甲子園大会の応援スタンドを見ると、「ベンチにも入れない」選手がそれでもユニホームは着て応援を繰り広げています。
もう彼らはその時点でプロ野球などは夢だということを気づかされてしまっているのでしょうが、問題はレギュラークラス。甲子園大会や県予選でそこそこ活躍といった人たちでしょうか。
しかし、ドラフト会議で指名された選手は全部で100人たらず。
何万人のプロ志望選手がいるのかは知りませんが、そのごく一部のみです。
しかもその100人の中でプロのレギュラー定着、そこそこ活躍し年俸も上がっていくというのはさらにわずかな比率でしょう。
まあ努力は無駄にはならないのかもしれませんが、何かもったいなく感じるところです。