爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

原油の高値は続くが生産量は減少、OPECの減産方針は正しいのか

原油の高値は続いていますが、世界的な景気後退を予測してOPECは減産を決め、実際に生産量は減少しているようです。

www.bloomberg.co.jp

そもそも原油価格が高騰したのはロシアなどの原油の供給が絶たれるからということで、欧米はOPECなどに原油増産を要請したのですが、OPEC側は逆に世界の景気が後退するとして減産にしています。

 

アメリカなどを始めとして金利を急上昇させることでインフレ抑制を図っていますが、これは景気の後退も招くでしょうから、それにより原油需要も減少するというのが当然の動きなのでしょう。

しかし、原油価格は若干下落しているとはいえ、まだかなりの高値。

日本政府の補助金も出し続けざるを得ません。

OPEC減産でもダブつくほどになれば価格も下落するのでしょうか。

どうもそれは期待できないようにも思います。

 

かくして、景気の上昇が無いままインフレが進むという日本経済の最悪パターンは継続しそうです。