ロシアのウクライナ侵攻は当初予想よりは難航しているようですが、各国のロシア制裁の影響は徐々に大きくなっていくようです。
ロシアの経済状況が厳しくなるという見通しから、ロシアルーブルの価値は下落しています。
ロシアは原油や小麦などの輸出が主要な外貨獲得の道ですが、その原油取引を禁止しようという動きがあるようです。
それに対し、ロシアは欧米や日本などの主要国を「非友好国」に指定しました。
それがどういう意味を持つのかよく分からないところもありますが、「債務をルーブルで返済できるようになる」という条項があるようです。
ロシアがどの国にどの程度の債務があるのかもよく分かりませんが、その返済を価値の下落したルーブルで行なうことができるということならば、世界各国へ混乱が広がるでしょう。
またロシア産の原油や小麦の禁輸ということは、世界の原油需給、穀物需給にも大きな影響が考えられます。
価格の高騰もかなり進むかもしれません。
とはいえ、そのような経済混乱があってもウクライナの侵略を見過ごすことはできないというのが欧米各国の姿勢でしょうから、そのまま進んで行くのかもしれません。
今後もかなり大きな波乱が起きそうです。