5年ぶりに北朝鮮のミサイルが日本上空を通り過ぎたということで、J-Alertの警報が出ました。
しかし色々とミスや不具合が連発したようで、こちらの方がよほど警報級の問題のようです。
まあミサイルの場合だけではなく色々な状況で発せられるということですが、ミサイルに関して言えば「地下や頑丈な建物に避難」と言われてもそんなものがあるはずもなく、しかも時間的にも絶対に間に合わないはずであり、大した効果もないものに高額な機器などを費やす意味があるのかどうか、かなり怪しいものと思っていました。
しかし、今回はさらに多くの不具合が露呈したそうです。
そもそも、最初にテレビにそれが映し出された時、「北海道、青森県」は当然ですが、それと並んで大島町など伊豆諸島の自治体名が出されており、何か変と思いました。
伊豆諸島にもミサイルが向かっているなら東海地方や首都圏の方がはるかに危険なはずなのに。
これは結局、以前に行われた試験のデータが消されていなかったためだそうです。
さらに、青森県への情報発出はなんとミサイル通過時刻より後。
通過したから良かったようなもので、着弾していたらその時刻を過ぎてから「瞬時警報」が流れていたことになります。
ほとんど意味なし。
どうやら極めて高額な玩具のようです。
警報システムでこのような醜態ですが、怪しいのは防衛システムでしょう。
これも多額の費用を掛けていますが、実際に効果はあるのか。
その時まで誰も知らないまま、事態が起きてしまえば何の効果もないということが分かるというのではどうしようもありません。
こういったことが分かったということは、北朝鮮のミサイルも少しは効果があったということでしょう。