爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ウイルス感染者急増、それはともかく、スポーツの公正さが心配。

新型コロナウイルス感染者が急増しており、政府や医療従事者は危機感を抱いているのかもしれませんが、どうも重症者が増えないということで一般国民はそれほど重大事とは思っていないのかもしれません。

 

しかし、スポーツ界ではどうやらかなり大変な状況のようです。

 

それは「感染者だけでなく濃厚接触者も出場停止とするため」です。

 

現在開催中の大相撲名古屋場所では、毎日のように数名ずつ力士が休場となり、不戦勝の連続。

休場となった力士には、カド番で大変な状況だった御嶽海や、優勝争いに加わっていた琴ノ若も含まれています。

通常の休場では出られなかった取り組みは負けと見なされるのですが、それを適用してしまえば御嶽海は大関陥落、この取り扱いについては場所後に協議するということです。

優勝争いが途中で消えた琴ノ若にとっては残念なことでしょう。

それにしても、休場となったほとんどの力士は自分が感染しているわけではなかったということです。

あくまでも「同じ部屋で感染した者がいる」というだけで休場。

まあ常時一緒に暮らしている大相撲の部屋ですので、仕方ないことかもしれませんが。

 

プロ野球でも巨人軍で選手やコーチなど多数の感染者が発生。

まだ試合中止という発表はないようですが、そうなるでしょう。

こちらは「不戦敗」ということはなく後日試合は実施できるでしょうが。

 

その点、厳しいのが高校野球の甲子園大会予選で、今は県予選の最中ですがコロナ感染者が部員から発生ということで出場辞退というチームが続出です。

こちらは「後日再試合」ということはできませんので、一年の努力が水の泡です。

 

思えば、感染者数などは今と比べればはるかに少なかった一昨年、プロスポーツも軒並み中止、高校野球やインターハイなども中止されてしまいました。

しかし一斉中止なら公平性はありますが、今年のように感染者が出たらアウトというのではその点はどうでしょう。

このままいけば、甲子園大会の期間中にも感染者発生で急遽出場辞退といった学校も出るかもしれません。

かなり後味の悪いことになるでしょう。

 

7月23日追記;昨日の大相撲は実に幕内力士7名が感染または同部屋関係者感染ということで休場。

一挙に7戦が不戦勝(敗)となってしまいました。

入場料を払って見に来たお客さんもがっかりでしょう。

ここまで来て場所開催取りやめということもできないのでしょうが、異常事態です。

昨日の休場力士の中にはすでに勝ち越し・負け越しが決まっていた人もいますが、そういった人の成績はどう判断するのでしょうか。

この後の取り扱いがかなり難しいことになりそうです。

なお、今日明日もどうなるか分かりません。

もしかして現在優勝争いをしている力士に何かあったら。