爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

4月1日に思う

日本では年度替わりの4月1日、今日が入社という人もいるのでしょう。

 

私もはるか昔の44年前、4月1日に入社式を迎えました。

赴任先は希望とは異なり、実家の近くの研究所ではなくはるか彼方の熊本の工場。

気乗りのしないまま初めての一人暮らしのための荷造り発送も終え、入社式と新人研修の行われる会社の寮に向かいました。

 

そこで同期入社の連中とも初顔合わせ。

技術系はほとんどが修士修了で私のような学部卒はあと1人いるだけ。

1週間の研修はあっという間に終わりました。

研修の最後に関東地区の2か所の工場の見学にも行きましたが、その後そこに勤務することになるとはその時には夢にも思いませんでした。

 

研修終了後はそのまま赴任地へ。

当時はまだ九州地区でも飛行機使用ができず、横浜駅から寝台特急はやぶさに乗車。

翌日昼になってようやく到着し、工場に向かいました。

 

当時は工場現場はほとんどが地元の工業高校卒の人ばかり、大卒などは珍しい存在でした。

どうせお前などすぐに本社転勤になって偉くなるんだろうと言われ続けました。

それでも現場の作業を一通り覚えなければなりません。

まあかなり癖のある人も多かったのですが、どんな人でも何らかの知識やノウハウを持っているもので、それを吸収していこうと思いました。

 

その後、新設の部門への配置転換、そして転勤といろいろのことがありました。

さらにかなり年月が経過した後に入社当時に配置された部門に今度は管理職として勤務ということもありました。

 

会社を去ったのももうかなり前の話になってしまいまいたが、私の入社当時の会社の雰囲気はその頃ともまた全然違うものでした。

今の新入社員たちは昔とは違う環境や心理で仕事に臨むのでしょうが、まあ「何とかなる」と構えておくのが良いのかと思います。