EU(欧州連合)の欧州委員会が何が持続可能かということを定義する「タクソノミー法案」というものを公表したそうです。
「一定の条件のもと」とはしていますが、原子力と天然ガスが「持続可能」だということですが、EU加盟各国の間でも意見は分かれているということです。
フランスとフィンランドは原発大国であり、また中東欧諸国も原子力には賛同しているようですが、ドイツなどは反対。
一方、石炭からの移行先として天然ガスが必要だからという理由でドイツや中東欧諸国が天然ガスに賛同。
オランダ・デンマークなどはガスに慎重。
「持続可能」という言葉を自国の事情に合わせて使い分けている状況のようです。
こんな連中にまともに付き合おうとはしない方が良いと思いますが、日本も持続可能という意味もよく考えずに付いていくつもりなのでしょうか。
本来ならば「持続可能」であるということは、当分の間は降り注ぎ続ける太陽エネルギー以外の資源は必ず循環使用を行い、廃棄物も完全にリサイクルし、その状況が数千年いや数万年数十万年でも続けられるものであるはずです。
天然ガスがそれほど長期間採取できるはずもありませんし、廃棄物が溜まり続ける原発が何千年どころか数十年も使い続けられるはずもありません。
もうそろそろ「持続可能」というものは現代社会を続けようとする限りは不可能であるということをはっきりと認識してはいかがでしょう。