爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「今年の予言」の総括

やれやれ、あまりやりたくもないけれど、一応今年の年頭に書いた「今年の予言」の採点をしておきましょうか。

 

それにしても、ほとんど大外れというところでした。

まあコロナウイルス感染の状況が全く読めなかったというのが原因だというのははっきりしています。

2021年年頭に当たり「今年の予言」第1部 コロナ禍、自然災害、政治経済 - 爽風上々のブログ

 

まずは①コロナ禍の関係。

「ワクチン接種は進む」というのは予想通り。

ただし、「副作用はかなり出る」というのはそれほどでもなかったようです。

もちろん、多くの犠牲者が出ていると唱えている人も居ますし、痛みを訴える人はかなり出てはいますが、他のワクチンと比べれば格段に低い発生率でしょう。

「感染拡大は何度も起きる」というのは正解。

年後半になっての原因不明の感染者急減というのは少し驚きです。

しかしかなり変異の進んだオミクロン株が出てきていますのでこの先はまだまだ分かりません。

 

しかし、イベント関係は想像を絶することになりました。

選抜高校野球大会は開催。

それはまだ良いとしても、オリンピックパラリンピックがほぼ無観客とは言え強行開催というのは驚くばかりです。

通常の神経なら絶対に無理な状況ですが、何もかも無視して突っ走るというのは全く予想外でした。

 

②自然災害は予言というのも愚かなんですが、だいたい予想通り。

水害も地震も火山噴火もあちこちで発生しました。

ただし、東日本大震災のような地震津波や、富士山噴火といった大災害は無かったのがまだ幸運だった方でしょうか。

 

③政治経済はほぼ予想通りでしょうか。

経済の冷え込みはひどいまま、企業倒産、失業者増加も続発、生活困窮者も急増しています。

菅政権も危ないと思ったら意外にすんなりと身を引きました。

ただし、それが自民党にとっては幸いだったようで衆院選挙ではまさかの勝利。

タナぼたの感染者減も政権交代のおかげのような感じが広まったのか、内閣支持率も上昇するということになりました。

 

2021年年頭に当たり、「今年の予言」第2部 国際、スポーツ芸能、その他 - 爽風上々のブログ

④世界の動きは、ほぼ予測の範囲内。

アメリカのバイデン大統領はトランプの施策を大して変えないのではないかと思っていましたが、温暖化対策や民主主義については強調しているように見せてはいるものの、実質的にはほとんど動きがないと言えるでしょう。

しかもアフガン撤退では大きな失態を見せ、多くの人を生命の危機にさらしています。

中国の強硬な姿勢というのも予想の範囲内でした。

 

⑤スポーツ芸能では、コロナ禍からの回復をかなり無理やり進めてしまったようで、大きく外れました。

オリパラはじめ多くのスポーツイベントは復活。

ただし、それがコロナ感染拡大を大きくしたのではないかという疑いはあります。

大相撲の大関正代の成績はまったく期待外れ。残念。

 

⑥その他。

ノーベル賞の日本人受賞者はなしと予測しました。

一応、「日本出身」の真鍋さんが受賞しましたが、アメリカ国籍でもありまた大学院終了後すぐにアメリカに渡って研究のほとんどはアメリカで行なっていますので、「半分は正解」とさせてもらいます。

もちろん、「村上春樹文学賞なし」は予想通りでした。

 

こうして振り返ると、コロナ禍に振り回された年だったのは確かですが、その中でも無理やりのオリパラ開催などの事態は予測できず(というか期待を外し)それが外れ観が大きいという理由でしょう。

まあ、来年は少しはマシになるでしょう。(正月の”今年の予言”に続く?)