爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

8月15日なので、「戦争」について考える。と世間に合わせてみた。

毎年8月15日には戦争について色々と書いてきました。

今年はちょっとフライングで12日に敵基地攻撃能力について書いてしまったのでもう良いかと思いましたが、やはり習慣に縛られるのが年寄りの性質でしょうか。

 

私が近い将来に戦争発生の要因と考えていたのが、オイルピーク後の化石燃料供給減少により経済悪化、さらに一番怖いのが軍事用の燃料減少による軍部の焦り感覚で「まだ燃料があるうちに」と軍事力に訴えることでした。

 

しかし、どうやら思っても見なかったコロナ禍という災害?での世界的な経済悪化により戦火の危険性が迫ってきたように感じます。

 

コロナ禍に対する対応は世界各国で大差があり、厳しいロックダウンで一応抑えたと称する中国など東アジアもあれば、野放しで感染するに任せているアメリカやブラジルなどもあります。

しかし、野放しで経済再生を目指すはずの国でもまったく経済は上向かず、どっちにしろ大不況となりました。

ロックダウン各国の経済悪化は言うに及ばず、しかもそれらの国々では休業補償も出しているため国の財政も悪化の一途をたどっています。

 

特に、これから先は南アジアや南米、アフリカなど政治も経済も弱体の国々での感染がさらに広がりそうです。

もともと国の財政も破綻寸前のところばかり、何とか先進国からの援助でつないできたものが、先進国もまったく余裕が無くなってしまう。

これらの国の中で戦争に訴えるところが出ないとも限りません。

そうなった場合、力で抑えるはずのアメリカ、中国、ロシアもガタガタです。

 

極めて深刻な事態となってきました。

こういった世界に「戦争はいけない」と口だけで言うことに何か価値があるのでしょうか。