爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

北京五輪に「外交ボイコット」、形だけの非難の応酬

アメリカに続きイギリス・オーストラリアも北京オリンピックに「閣僚などを送らない」外交ボイコットを行うと発表。

それに対し中国も「反発」しているそうです。

news.yahoo.co.jp新疆ウイグル自治区における人権侵害に抗議する意味を込めて「選手以外の外交団などは派遣しない」ということですが、そもそも選手以外の連中がオリンピックに行く必要があるかどうかも疑わしいもので、それが行かないからといってどうということもないような。

 

対する中国も例によって「内政干渉だ」といった論調で各国政府に反発の「態度を表明」しているだけですが、内心は選手が来ればそれで良しといったところでしょうか。

 

オリンピックのボイコットと言えば1980年のモスクワオリンピックを、当時のソ連アフガニスタン侵攻を口実に西側諸国が選手派遣をしないということがあり、その次のロサンゼルスでは東側がボイコットということになってしまいました。

 

今回の外交ボイコットでは中国側はスポーツに政治を持ち込むとして非難していますが、そんなことを言える国はどこにもないでしょう。

 

まあ何とか競技開催はできそうな情勢ということで、あとは新型コロナウイルス感染が中国で拡大しないように、中国側が大規模な都市封鎖(いや国封鎖)をするかどうかといったところに注目する程度でしょうか。

ただし、そういうことになればたとえオリンピックは開けても経済運営には大きなブレーキがかかるかもしれません。