”賀茂川耕助のブログ”で、「世界秩序を変えるSCO」という記事が公開されました。
SCOとは「上海協力機構」で、中国が主導するものです。
kamogawakosuke.infoSCOが20周年ということですが、この9月にイランがこれに加入する手続きを始めたということです。
SCOは中国主導ですがロシアも協力しており、ユーラシア大陸の広い範囲を占める領域に広がってくるというものです。
2001年に正式発足したSCOは最初は中国ロシアにカザフスタン等の中央アジアの国を含みましたが、その後2015年にインドとパキスタン、そして今年イランが加盟し中東各国もその可能性があります。
反テロの軍事行動も行うということですが、足並みがそろうかどうか。
習近平は単独主義に多国主義が打ち克つと宣言しており、アメリカ中心の世界体制を多国間で協調する体制に変えていくという姿勢を見せていますが、どこまでできるか。
アメリカのプロパガンダだけなのかもしれませんが、中国のウイグルへの弾圧はイスラム教徒弾圧にもつながるということになれば、イランを始めとするイスラム教国の反発はこの体制を崩すかもしれません。
また、中国にそれだけのことを主導する余力があるのかどうかも怪しいのかもしれません。
賀茂川さんのブログではアメリカの国力低下が主張されていますが、それ以上に中国の状況も危ういもののように見えます。