自民党の新総裁に岸田文雄が決まりましたが、今朝のテレビでは「新総裁に望む街の声」が花盛りです。
曰く「弱者を思いやる政治を」あるいは「子育て世代への支援を」などなど。
こういった報道はこれまでも政権担当者が変わるたびに行われ、その望みのほとんどが実現されることはありませんでした。
そもそも「就任する者への要望」などはほとんど効果もあるはずがありません。
当然ながら、「要望を叶えてくれる人を就任させる」しかないわけです。
しかし自民党総裁を選ぶことは自民党議員と自民党員しかできないことであり、それ以外の大衆はその権利がありません。
大衆に与えられている権利は選挙権だけです。
ところが、その行使にあたってはほとんどの人は「景気をよくすると言うだけ」の候補者に投票し、「弱者」や「子育て世代」などはほとんど無視でも気にしないようです。
さらにひどいのは「誰に入れても一緒」と棄権してしまう。
今回はちょうどすぐ近くに衆議院議員選挙が迫るという、好機会です。
少しは考えて候補者を選定してはいかがか。