内科医NATROMさんのブログでは、ワクチンに関する話が掲載されていました。
もちろん新型コロナウイルスのワクチン接種についても触れられていますが、子宮頸がんワクチンをめぐる問題にも言及しています。
ワクチン接種を求める人々が多いようにも見えますが、実際には反ワクチン派とも言うべき、ワクチンの有害性や危険性を強調する人々もかなりの数に上るようです。
そういった人々から見ると、「ワクチン接種後も感染対策が必要」などと言う注意は、ワクチンが無効であることを自白しているように聞こえるということです。
どうやら、ファイザーなどのワクチンの有効率90%と言った数字が、「90%の人はもう感染しない」というかのように聞こえたようで、それなら対策も不要ではないかと考えたのでしょう。
もちろん、この「有効率」という数字には裏があるということは他でも強調されていますので、繰り返しませんが、決して「もう感染しない」という意味であることは明らかです。
この「〇か✖か」という思考法は多くのところで害毒を流していますが、あのHPVワクチンをめぐる騒動の時にも噴出したということを、NATROMさんは続けて語っています。
HPVワクチンを接種しても、その後も子宮頸がん検診を受けることが必要ですが、これを「検診が必要ならワクチン接種は無駄」ととらえる人がかなり居たようです。
「子宮頸がん検診とワクチン接種が、ガン発生抑止の両輪」というのが一番正しい態度のようですが、こういった考え方ができない人も多いのでしょうか。
同じようなことが今回の新型コロナウイルスワクチン接種でも起きているのでしょうか。
これで接種率が下がれば感染が拡大する危険性が増え、一番恐れているワクチンの効かない変異株の出現にもつながるかもしれません。
とは言え、ワクチンが順調に入荷すればという条件付きなのですが。