爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

中国共産党100年、報道では人口減少の危険性にこだわる

中国共産党が結党から100年となり、記念式典を盛大にやっているようです。

news.yahoo.co.jpもちろん、日本の報道ではそれを祝うような言葉が全く無く、中国の危険性ばかりを煽る文句で終始していますが、その中でも厳しい指摘が「人口減、特に青壮年層の急激な減少で経済成長がストップする」というものです。

 

有名な「一人っ子政策」から「二人まで認める」そして「三人まで認める」と緩和されていますが、それで人口増に転じることはなさそうです。

 

今となっては失政と言わんばかりの一人っ子政策ですが、もしもそれを実施しなかったらどうなっていたか。

毛沢東時代の失敗で多くの餓死者が出たというのも隠されてきた中国の歴史ですが、もしも産児制限を行わなかったらそれ以上の飢饉となり、はるか以前に国が潰れていたでしょう。

 

そして、今は幸い?食料供給が潤沢なために表面化しませんが、今後もこのまま行くとは限りません。

ほんの少しの食料生産のつまづきがあったら、世界中で飢饉が起きる危険性も十分に高いものですが、その時には「経済成長」どころの話ではなくなります。

国民の人口は少なければ少ないほど食料事情が良くなるでしょう。

 

他人事ではありません。

脆弱極まる日本の食料事情を考えれば、できることは何でもしなければなりませんが、その中の大きなものが「少子化対策の阻止」です。