爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

コロナウイルスのワクチン開発が進んでいるのか。

新型コロナウイルスCOVID-19の感染流行に対処するには、治療薬が必要である以上に、ワクチンが重要です。

現在も世界各国でワクチン開発が進められていますが、アメリカの企業が進展を確認されたというニュースです。

 

(TBSニュースより)

新型コロナウイルス向けワクチンの開発を進めるアメリカのバイオテクノロジー企業が初期段階の臨床試験で、感染を予防する働きをする「中和抗体」を確認したと発表しました。

 アメリカのバイオテクノロジー「モデルナ」社は18歳から55歳までの男女45人に開発中のワクチンを2回に分けて投与する初期段階の臨床試験で得られた結果を公表しました。

 現時点で詳細な結果が判明した45人の参加者のうちの8人全員から感染を予防する働きをする「中和抗体」が確認できたということです。また、深刻な副作用は確認されていないとしています。

 国立アレルギー感染症研究所と協力して開発中のワクチンは先週、FDA=アメリカ食品医薬品局から早期の実用化に向けた優先審査の対象に指定されていて、7月には大規模な臨床試験を開始する予定です。
(引用終わり)
 
まだ「初期段階臨床試験」であり、「中和抗体が45人中8人に確認された」というものであり、とても「実用化間近」とは言えない様な気もしますが。
 
「45人の参加者のうち8人全員から」ってどういう意味でしょうか。「全員」ではないようにも見えますが。
 
さて、「ワクチン」なんていうものはウイルスそのものを不活化してやればできるのかと思っていましたが、色々な種類があり各国、各社さまざまなものを追求しているようです。
 

answers.ten-navi.com種類から言っても、mRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチン、不活化ワクチンなど。

開発企業もアメリカ、ドイツ、中国、日本など多数が参加しているようです。

これは、産業スパイが活躍するのも当然でしょう。

 

今各国で進められている「都市封鎖」や「接触削減」といった方策では、自然免疫獲得による流行回避は不可能ですので、ワクチンによる人工免疫が不可避です。

早ければ今年中と言われていましたが、どうなのでしょう。

完成したとしても、十分量の供給体制が整うのにはさらに時間がかかるでしょう。

来年いっぱいまでは時間が必要なのではと思います。

そうなれば、オリンピック開催にも暗雲がかかりそうです。

 

 
19日新型コロナウイルス向けワクチンの開発を進めるアメリカのバイオテクノロジー企業が初期段階の臨床試験で、感染を予防する働きをする「中和抗体」を確認したと発表しました。