爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

新変異株オミクロンは免疫反応でかなりの変化をしているのか。

新型コロナウイルスの新変異株オミクロンの急速な感染拡大で世界的に警戒感が高まっていますが、その免疫反応で注意すべき兆候が見られているようです。

mainichi.jp南アフリカでの感染拡大を調べている医療専門家の話として、今回のオミクロン株の感染者の多くが過去にこのウイルスに感染していた経験を持つそうです。

 

ウイルス感染者で回復した場合はそのウイルスに対する抗体を持ち、それが残っている間は再感染はしないというのが通例ですので、これは注目すべき問題です。

 

この記事は有料会員限定のもので全文を読むことができないため、そのあとの論旨がよく分かりませんが、想像するところ2つの可能性があると思います。

 

一つには、このウイルスの抗体は長続きせず徐々に消えてしまうということ。

ワクチンでできた抗体がどんどん低下していくために3回目の接種が必要と言う話になっていますが、これがワクチンの性質によるためと思っていましたがもしかしたらこのウイルス自体の性質なのかもしれません。

 

もう一つは、より危ない話ですが、この変異株では従来の株の抗体が効かないかもしれないということでしょう。

抗体による抵抗性はウイルスが変化すれば、そしてその変化の場所が効力の発生に関わる場合は効果が無くなる危険性があると思います

この変異株がそうであれば、これまでのウイルスに感染して獲得した抗体も、そしてワクチン接種での抗体も効果が薄れるということもありそうです。

 

世界中の医療関係者が必死で確認試験を行っていると思います。

その成果を待ちたいと思います。

 

なお、ついでながら海外からの入国制限に関しては早くも政府内のごたごたが露呈しています。

国際線の予約停止を撤回、国交省が3日前に要請も正式公表せず…国交相「配慮すべきだった」 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン

こんな政府に「緊急事態条項」など扱えるはずもないでしょう。

なにより、そんな責任を取る覚悟も政府や官僚には無いと思いますが。