爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「”マンガ嫌韓流”のここがデタラメ」太田修他著

ヘイトスピーチという動きがあらわになっている状況ですが、その伏線になったかもしれない本に対して、”まじめに”反論したものです。
本当はとても”まじめ”に反論などするのもあほらしいようなものですが、一定の読者を得て力を持っているように見える状況下で、本当のところはどうなのかと言う点を強調する必要が出てきてしまったということなのでしょう。
元のマンガの絵も転載する許可を得たのか、あちこちにちりばめられていますが、マンガ特有のきらきらしたような登場人物がしゃべっていることはまったく事実を無視し無知な日本人に対し恥じの上塗りをさせるような内容が連続しています。
もしかして、そのような稚拙なものを信じてしまう人がいるのかという恐れを抱いたのでしょうが、おそらくそのような人がいるのでしょう。日本人と言うものに対しすでに何らの希望も見えなくなった自分にとっては不思議ではありません。
このように事実に基づき丁寧に解説されてもまったく聞く耳を持たない連中が相当数いるのは間違いないところです。
ヘイトスピーチが止められないというそのこと自体が海外からみた日本の国力の乏しさを象徴しており、まさに”国力”を減らしているというのは間違いのないところです。