NHKのディレクター・局長等を歴任し、退職後は大学教授も勤められた立元さんがテレビ現状を解析したものです。
視聴率に踊らされ、ちょっと流行ったものにはすぐに追随して柳の下のどじょうを狙うような内容の番組ばかり蔓延している状況は危機的なものかも知れません。
この本は2005年に書かれたもので、ちょうどライブドアのラジオ買収騒動や、NHK連続スキャンダルがあり受信料拒否が大問題になっていた頃です。
もはやテレビは要らないのではとも言われていました。しかし、その後なんの見直しもないままさらに悪化しているようにも見えます。
さらに困難な時代になっているように見えますが、危機感はあるのでしょうか。