爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

国会解散の首相説明 よく恥ずかしいとも思わずにあんなことを言えるもんだ

25日夕方、安倍首相は臨時国会召集直後に国会解散をするとして、その理由説明の記者会見を行ないました。

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どうやら、その主たる理由には「消費税増税分の使途を変更するから」ということを当てはめたようです。(もちろん後付の理由)

 

その使い先には教育無償化や介護職給与の増額、奨学金等一見当然のように見えますがあくまでも予算全体の使い方の調整をすべきもので消費税増税分から振り向けなければならないものではありません。

公共工事やミサイルシステムの費用との配分を考えてやるべき問題です。

 

さらに問題なのは「消費税増税は再来年秋」であることです。

衆議院でさらに任期の残りを使ってそういった施策の詳細とまでは言わずとも概要だけでもしっかりと審議してから任期満了に伴う衆議院議員選挙で信を問い、実施に移すと言うのが正道であり、とてもこの時点での衆議院解散の理由になどなりません。

 

 

北朝鮮の脅威も理由に挙げるに至っては開いた口が塞がらないというものです。

これも何度も強調しているように、わざわざアメリカの露払いをして、北朝鮮制裁の旗振りをして危機を呼び込んでいるのは首相自らであり、それも「モリカケ疑惑」を棚上げにしようという策謀であることは明らかです。

それにしても、国内の目を自らからそらしたいトランプ、スキャンダルをごまかしたい安倍、国内引き締めをしなければ自分の命も危ない金正恩と、三者の思惑がちょうど噛み合っての北朝鮮危機で、どこまで突っ走るのでしょう。

 

それやこれやの必死の策謀で支持率をなんとか上げて、誤魔化せている間に選挙をしてしまおうという思惑がミエミエの解散です。

安倍やその一派の悪辣ぶりというのも甚だしいものですが、それもこれもこのような政権を支持し続ける国民の責任です。

このような国には必ずさらに大きな天罰が落ちることでしょう。

なんて言ってますが、また大地震がほどなく来るだろうという予言をしただけです。

天罰であろうがなかろうが、地震と火山爆発は必ずやってくるのが日本です。

 

さて、早くしなければ間に合わないと思ったか、小池都知事がちょうど日を合わせて新党立ち上げの発表です。

国政選挙でも都議会に続いてブームを期待してのことかもしれませんが、未だに改革と唱えるだけでその方向性はまったく分かりません。

結局は、「きれいな安倍政治」を目指すだけなのでしょう。

安倍のやっていることは良いがその身辺が汚すぎただけだというのでしょうか。

それはまったく誤りです。あのアベノミクスの手法自体が日本全体を破滅させかねない危険をはらんでいる(アメリカの経済と株価次第)からです。

しかし、その見た目だけの景気回復にすがりついているのが日本です。

これも、それを望んでいる有権者たちの責任です。

 

ますます、嫌な時代の到来が予期されます。