爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

国会解散「自己都合」 愚劣な有権者がここまで首相を増長させた。

なんと、月末に開かれる臨時国会冒頭で衆議院を解散するという動きが出ているようです。

 

北朝鮮危機というのも首相自らが呼び込んでいるだけのものですが、それにしても一応「このような非常時に」政治的空白を作り出すというのに何の正当性があるのでしょうか。

 

結局、このドタバタで自らに対するスキャンダル追求が弱まり、支持率も持ち直しているのを好機に、さらに小池新党なるものがまだ準備が間に合わないこの時期に総選挙をしてしまうのが有利と考えたという、まさに「自己都合解散」です。

 

なお、この状況をいつも参考にさせて頂いている「環境問題を考える」では、”火事場泥棒解散”と銘打っていました。どちらがふさわしいでしょうか。もう少しネーミングは考えたほうが良いかもしれません。

http://www.env01.net/fromadmin/contents/2017/2017_04.html#n1198

 

このような茶番劇を招いたのは、小手先の内閣改造と首相自らが作り出したとも言える北朝鮮ミサイル危機という見え透いた手法で、彼らの思惑通りに支持率アップを許した有権者に責任があると言えます。

 

もちろん、このような前代未聞の悪辣な手法を取る首相に最大の責任があるのは言うまでもないことですが、それにしても脱力感を覚えるような世論誘導とそれに手もなく乗ってしまう人々です。

 

また、しばらくは政治問題には口をつぐみたくなるような日々になりそうな予感がします。