爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「科学と神秘のあいだ」菊池誠著

ニセ科学と戦う科学者としての姿の方が有名な大阪大学教授の菊池誠さんですが、それらにまつわる様々な事柄をエッセイとして書き綴ったというところの本です。ニセ科学というものがどんなものなのかと言った入門篇として若い人が読むには分かりやすいものか…

駅伝シーズン一段落

箱根の駅伝終了で今シーズンもだいたい一段落したようです。 それにしても社会人から大学高校中学まで、駅伝の人気というものはすごいものです。その割りに陸上競技の世界レベルからは離れる一方なのはどうしたことでしょうか。 社会人も大学も高校も(さす…

「インターネットの大錯誤」岩谷宏著

昔読んだ本を読み返す時、その当時どのような状況であったかがよみがえる場合もあります。 この本は1998年の出版ですので買ったのもその直後とすると、まだ個人的にはインターネット接続という環境には無く、会社ではようやくコンピュータが行き渡ってきたも…

”賀茂川耕助のブログを読んで”No.1098 シェール革命の終わり

いつもの賀茂川耕助のブログ、本日の新着記事は”シェール革命の終わり”http://kamogawakosuke.info/2015/01/05/no-1098-%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%9D%A9%E5%91%BD%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A/#more-5307 でした。 言うまでも無く主…

中西準子さんが「くまにち論壇」に連載

中西さんは東大工学部から横浜国立大に移り、リスク評価という分野の学問を日本では初めて推進し、さらに産業総合研究所でさまざまな方面のリスクというものの評価を進めてきました。その中西さんが熊本日日新聞の「くまにち論壇」というコラムを昨年から月…

「湖底の城」宮城谷昌光著

宮城谷さんの本はほとんど読んでいますが、この湖底の城というのはまだ未読でした。今回読んで初めて知ったのですが、まだ完結していませんでした。これは中国の春秋時代末期、ほぼ孔子と同時代の楚の伍子胥についての物語です。これは非常に有名なもので、…

もったいない学会会長石井良徳さんの対談

倉本總さんといえば北海道の富良野で富良野自然塾という活動を長年続けられていますが、その一つとして愚者の質問と称し専門家と対談をするというものがあるそうです。 その最近のものに、ここでもしばしば取り上げている「もったいない学会」会長の石井良徳…

「反三国史」周大荒著

著者の周大荒は中国の清の時代の末期に生まれ中華民国建国時に生きていた人ですが、専門の作家ではなく政治家や官僚などをしていたようです。細かい経歴等は良く分かりません。 魏呉蜀の三国時代を扱った三国史演義は中国でも人気のある話ですが、元になる史…

2015年の年頭にあたり

新年明けましておめでとうございます。 年の行く末を暗示するかのような荒れ模様の天候となっているところも多いようです。あまり明るい見通しも立ちませんが、「絶望は愚者の結論である」というディズレーリの言葉もありますのであきらめずに行きたいもので…