爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「科学と神秘のあいだ」菊池誠著

ニセ科学と戦う科学者としての姿の方が有名な大阪大学教授の菊池誠さんですが、それらにまつわる様々な事柄をエッセイとして書き綴ったというところの本です。ニセ科学というものがどんなものなのかと言った入門篇として若い人が読むには分かりやすいものかも知れません。

しかしニセ科学関連図書との付き合いも長いものにとってはやや物足りない内容ではあります。
菊池さんが音楽関係にもなかなかの趣味が深いということは知りませんでしたので、テルミンを演奏しているというのも初めて知りました。テルミンというのは知識としては知っていますが実際にどのような演奏をされるのか一度は聞いてみるのもよいかもしれません。

ニューエイジというものがあり、それに深く関わっていることばが「みずがめ座の時代」ということなのですが、これがそのまま音楽になっているのがフィフスディメンションのアクエリアスであるとは知りませんでした。昔から良く聞いており色々な思い出もある曲なのですが、そうだったのかという新たな発見でした。

巻末に参考図書も数々挙げられていますが、読んだものもある中で未見のものもあるようです。機会があれば読んでみようかと思います。