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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「電子メール・クライシス」野村総合研究所著

スパムメール、迷惑メールというと、許可なく送られてくる広告宣伝メールといった感覚が強いですが、ウイルスメールやフィッシングメールといったものもあり、そちらには重大な注意が必要です。

 

電子メールというものが重要な通信手段となるにつれ、こういった迷惑メールが飛躍的に増大し、その被害も大きくなってしまいました。

この本は2006年のもので、まだスマホはそれほど普及しておらず、携帯とPCでの電子メール使用が主であった頃と思いますが、状況はすでにかなり進んでいたのでしょうか。

 

なお、かなり技術的に専門の記述も含まれており、素人にはわかりにくい部分もありますが、そこは読まなくても意味は伝わるでしょう。

 

 

広告宣伝メールの無差別送信というものが、なぜ無くならないかと言えばその広告効果というものが大きいためです。

これまでの郵便を使ったダイレクトメールでは、郵便料金もかかるし、メールの印刷代、封筒代もかかるといった具合に非常に高価なものでしたが、電子メールではほとんど費用はかかりません。

そして、そのような広告メールでもほんのわずかな割合とは言え、引っかかって購入に至る消費者が存在する事実があり、そこに旨味がそんざいするわけです。

 

しかし、ほとんどの消費者に取っては迷惑そのものの迷惑メールであり、規制や阻止技術というものが求められているところです。

 

フィルタリングや送信者認証技術というものが考えられています。(しかし、今になってもあるところを見ると、あまり効かないようです)

 

 

このような迷惑メールの横行というのも、電子メールを便利に使う現代社会が生み出した当然の結果と言えるかもしれません。

そのために、「電子メール」に替わる通信方法というものが重要になってくるのかもしれません。

本書はその時代を反映してか「SNS」に期待をかけた記述がされています。

 

これが正解とも言えなかったということは、現在では分かったことでしょうか。