数学は嫌い、判らないといった人が多いかと思いますが、しかし現代社会の多くは数学によって動いています。
それが社会生活のどこにどのように使われているのか、それを現在は金融を数理分析で解析するクオンツという職業についている冨島さんがいろいろと例を挙げて解説していきます。
今注目を集めるAIというものは、もちろん様々な数式が関わるわけですが、その中でも大きな存在が次の2つです。
u=W1X1+W2X2
f(u)=1/(1+e^(-u))
これがニューラルネットワークの仕組みだということです。
電波というものも三角関数そのものとも言えるものです。
波はそれに従った動きをしますので、解析するにも三角関数を利用します。
モバイル通信も何もかも、スマホが使えるのも三角関数のおかげです。
ロケットが打ち上げられる根本原理というものが、運動量保存則です。
デカルトが考え付いたのですが、数学的に正確なものにするにはホイヘンスの功績がありました。
運動量、すなわち(質量×速度)で表されるものの総和は増えも減りもしないということです。
デカルトはこれを神に関する考察から導きました。
冨島さんは一所懸命説明していますが、まあたいていの人はそれを理解しようともせず、スマホを使いGPSを使い、AIの成果だけを得ようとするのでしょう。