爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「保険証廃止」はあきらめる気がなさそう。対応は迷走。

マイナンバーカードの保険証一体化で多くの人々が不安を抱える中、保険証廃止を来年実施ということは取り消す気がないようです。

www.sankei.com

手続きの不備によるミス発覚の続出といった事例は徐々に減っていくとは思いますが、一番の問題点は保険証廃止ということ自体にあるということが分かっていないのでしょう。

 

しかし、そこまで保険証廃止実施にこだわるのはなぜか。

この春に法律を定めたばかりで、これを廃止するのは混乱を招くということを口実にしています。

いかにも官僚的発想であり、政治家がそれに押し切られたようにも見えます。

混乱するのは誰でしょう。国民のほとんどは違います。

 

朝令暮改を戒めるということは古くから言われていることで、いったん公布した法律を簡単に変えるべきではないということでしょうが、そもそもそれほどよく考えられた法律でもないのでこの場合は当たりません。

それよりも「過ちを改めざるを過ちという」という言葉の方がこの状況にはハマっているでしょう。

 

資格確認書配布などと言うゴマカシ策で収め、保険証廃止は行なうということで首相記者会見も行なうようですが、これでとても内閣支持が反転上昇するとは思えません。

支持率の数字で思い知らせるしかないのでしょう。