マイナンバーカードの保険証一体化で多くの人々が不安を抱える中、保険証廃止を来年実施ということは取り消す気がないようです。
手続きの不備によるミス発覚の続出といった事例は徐々に減っていくとは思いますが、一番の問題点は保険証廃止ということ自体にあるということが分かっていないのでしょう。
しかし、そこまで保険証廃止実施にこだわるのはなぜか。
この春に法律を定めたばかりで、これを廃止するのは混乱を招くということを口実にしています。
いかにも官僚的発想であり、政治家がそれに押し切られたようにも見えます。
混乱するのは誰でしょう。国民のほとんどは違います。
朝令暮改を戒めるということは古くから言われていることで、いったん公布した法律を簡単に変えるべきではないということでしょうが、そもそもそれほどよく考えられた法律でもないのでこの場合は当たりません。
それよりも「過ちを改めざるを過ちという」という言葉の方がこの状況にはハマっているでしょう。
資格確認書配布などと言うゴマカシ策で収め、保険証廃止は行なうということで首相記者会見も行なうようですが、これでとても内閣支持が反転上昇するとは思えません。
支持率の数字で思い知らせるしかないのでしょう。