爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「力による現状変更に反対」ならば「何による現状変更」なら認めるのか。

G7は環境相会合に続き外相会合が始まりました。

冒頭では予想通り中国による「力による現状変更」は認めないということで始まりました。

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しかし世界秩序の枠組みというものは徐々に変化していくものであり、中国はそれを大きく変えてきました。

現状が変わっている以上、制度なども変えていかなければならないでしょう。

G7と言われる米欧日の各国はこれまでの世界秩序の最高峰に位置する国々ですが、それが自ら世界秩序の変更をしていこうという姿勢があるのか。

「力による変更」を認めないというなら「話し合いによる変更」を認めるのか。

とてもそのようには見えません。

 

いずれにしても「変更」には反対ということでしょう。

それが現行の世界秩序を守ってその利益をこれまで通り独占したい国々の本音でしょう。

 

とはいえ、中国が何をしたいのか、それも決して褒められるようなものではなさそうです。

やりたい放題のアメリカのやり方を自分たちも行なう資格を得たいというだけでは認めるわけにはいかないという国々の思いも否定できません。

どっちもどっちの狸と狐かも。