爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「仮定の議論は控える」などという答弁がなぜ許されるようになったのか。

ツイッターでumekichiさんという方が掲載されていた国会審議ですが、岸田もあの「仮定の議論は控える」という文句を使っています。

山本太郎議員の質問に答えたということです。

以下に引用させて頂きます。

 

https://twitter.com/umekichkun/status/1631223526354214912?s=20

 

この文句を連発していたのがあの史上最低と見ている安倍元首相でしたが、なぜこのような答弁を許すのでしょうか。

 

政治は当然ながら「仮定の状況」に対して十分な対策をすることが最も重要です。

軍備(防衛)などはその最たるものでしょう。

現状で中国や北朝鮮が日本に攻め込むなどと言うことは完全に「仮定」でしかありません。

しかしそれに対処しなければ来てからでは遅いというのが当然です。

地震や洪水に備えるというのも「仮定」です。

いくら研究が進んでも次に来る地震というものは「仮定」でしかあり得ません。

 

そのような「仮定の状況」について、「すべての状況について対処を検討している」というなら分かります。

そして「仮定の状況であるので関係者に配慮して答弁は差し控える」というならまだしも、単に「仮定の議論はできない」というのはあまりにも質問者とその後ろにいる国民をバカにしきった態度と言えるでしょう。

 

なお、この山本議員の質問は「仮定」ではあっても配慮するべき関係者などが居るような問題ではありません。

本当に何も考えていないのなら、山本議員の言う通りに為政者としての資格が欠如しています。

あえて答弁しないというのならその理由をはっきりとするべき問題でしょう。