内田樹さんのブログ「研究室」に掲載されたものです。
どこからら、「70年後のテレビ」というコメントを求められたということですが、さすがに70年後にはテレビなどは残っていないということです。
これはおそらく現在「テレビ70年」で色々な番組が流されていますので、それならばもう70年経ったらどうなるかという趣旨なんでしょうが。
内田さんの見るところ、他の人のコメントでもおそらく大多数は「70年後にはテレビはない」となるでしょう。
そして、残るは「何年後に消えるか」だけです。
5年後なのか、10年後なのか、いずれにせよ程度の問題だけです。
内田さん自身は家に受像機はあるものの、それで写すのはほとんどがNetfrixやPrimevideo、ケーブルテレビなどの配信動画だけで、テレビ放送を見ることはまず無くなっているとか。
たまに間違えて見ることがあっても、見たことのない人が大声を出しているか知らない商品のCMなのですぐに変えてしまうそうです。
まあNHKは政府広報としてしばらくは生き残るかもしれませんが、民放は早い時期に消えるかもしれません。
もはや広告媒体としての価値が無くなっていけばCMスポンサーもつかなくなり、経営が続かないでしょう。
「テレビの魔術」というものが消え失せてしまいました。
我が家ではまだ家内がテレビドラマを見ることが多く、視聴時間はかなり多い方でしょう。
私はそれほどは見ませんが、ネットニュースやSNSだけだと見るニュースの傾向が偏ってしまうので、ある程度はテレビニュースも見ます。
まあ無くなって惜しいというほどでもありませんが。