爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

中国の独裁化は本当に習近平の権力志向によるのか。

中国共産党大会は予想通り習近平の異例の3選となり、さらに権力層の入れ替えなども報道されています。

習近平の独裁体制が強化され、さらに世界の中で覇権を求めるといったことが言われていますがどうでしょうか。

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私の見るところでは、中国の行く末は非常に厳しく、習近平も現段階で後継者に政権を渡すと急激な崩壊に至る危険性もあると考えて仕方なく?続投したように思います。

 

経済の不調は明らかであり、これまでの「世界の製造工場」で儲けた構造が大きく変わりかけており、不動産業界の危機も現実化しそうな情勢です。

 

さらに大きいのは国民の高齢化、人口減少であり、勤労年代の減少は日本などとは比べ物にならないほどの状況になると予想されています。

 

社会保障制度なども無いも同然であり高齢者の生活不安はさらに大きく、介護もままならないとなれば一人っ子政策のために介護担当もその子に限られており、仕事を続けられないという事態に落とされる人も急増しているとか。

 

そのような社会不安が急増しそうな情勢で、「世界の覇者」などになれるはずもないと思いますが、そうは見えないのでしょうか。

 

今後急激に悪化する中国の社会不安を抑えるためにも独裁化を強めたということであり、決して強い中国とはならないように思えます。