爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「電力不足・停電・障害多発だとIT・インターネットの時代は終わる」という、ごく当然の指摘。

現代ビジネスに国際投資アナリストという大原浩さんが表記のようなごく当然の指摘をしていました。

news.yahoo.co.jp

電力不足は警報まで出されましたがこの夏は今のところ何とか持っているようです。

しかし夏よりも真冬の方が危険性が高いとかで今冬の情勢は不安です。

 

また、つい最近の携帯会社の大きなトラブルもありましたし、IT関連で大きな障害が起きているのも何か耳慣れてきてしまいました。

 

電力不足が表明化しつつある中で、いまだに社会は電気依存をより進めようとしています。

 

グラハム・ベルの電話の発明からでもまだわずか150年しか経っていません。

それがIT化、ネット化の急激な広がりで社会全体がそれに頼るようになってしまった。

その暗部はシステムトラブルとして頻発しています。

みずほ銀行の相次ぐ停止、auの大規模トラブルなど、大きな影響を及ぼしています。

 

脱炭素化で石炭火力発電がやりにくくなったのでしょうが、電力不足が危機的状況に達しています。

しかしそれでもなお社会の電動化を進めようという動きが止まりません。

このままでいくと電気頼りになった時には電力供給が決定的に不足するということになりそうです。

 

脱炭素化などと言うことを進めていると次のような事態に陥ることが頻発しそうです。

「大規模停電」、「大規模通信ネットワーク障害」は必ずある。そして、それは「明日かもしれない」のである。少なくとも、(人類が排出する)二酸化炭素で人類が滅亡するよりも、数千倍、数万倍は高い確率で起こるはずである。

 

停電というものの怖ろしさはこのIT化が進んだ状態ではこれまでとは比べ物にならないほど大きくなるでしょう。

それが単なる危惧だけでは終わらない可能性が強くなっています。

 

大原さんも「脱炭素」などと言うことで火力発電を止めるといったことは直ちに止めて電力供給を増やすべきだとしています。

 

この方は「投資アナリスト」だということですが、現状の危険性についてかなり正しい判断ができているようです。

自動化だのIT化、AI化などと浮かれていることの危険性はかなり大きく、事故の発生確率も相当上がっていると見るべきなのでしょう。