円安がさらに進行しています。
その原因はアメリカが急激なインフレに対応するために大幅な利上げを実施しているのに対し、日本は相変わらずの低金利のため円を売ってドルを買う動きが強まっているためです。
しかし日本政府の対策は以前からのガソリンに対する補助金に加え、各種輸入品の値上げに補助金を出し続けるのみのようです。
いつまで補助金漬けの対応が続くのでしょうか。
もう財政規律などは死語になってしまっているのでしょう。
いくらでも赤字国債を積み上げても一見何も起こらないように見えます。
しかしこれもどこかに限界点があるはずです。
それを踏み越えた次の瞬間、破綻が待っているのでしょう。
コロナ禍対応の補助金支給でも、日本全体としての金の総量は変わっていないはずなのに、使いようが無いから苦しい業界が出ました。
その反対には「使いたくても使えない」人々が必ず居るはずです。
そこから取り上げて分配するのではなく、単純に国債を発行してその金をバラまくだけでは必ずどこかで金のダブつきが出るでしょう。
円安による輸入品高騰はコロナ禍やウクライナ情勢による物価高とも重なり激しいものとなってしまいました。
それにさらに金利による影響まで出たのではたまったものじゃありません。
金利を上げてどのようなことになるというのか。
どうせ金はダブついているのです。
今さら借り入れがしやすいかどうかなどもう関係ないのでは。