岸田首相は苦境に立たされている畜産農家支援策というのを打ち出したということです。
しかし、「国産飼料供給拡大」っていったい何をどうしようというのでしょう。
畜産飼料の原料として使われているトウモロコシやダイズなど、ほとんどが輸入でありしかもこれまでは国産原料よりはるかに安値でした。
それがウクライナ紛争や円安の影響で高騰を続けていますがそれだけ上がっても国産原料はまだ太刀打ちできる値段にはならないでしょう。
もしかしてまた得意の「補助金漬け」?
金さえ出せば何でもできると思っているのでしょうか。
なお、他のニュースではさらに「堆肥製造もすすめる」とか。
家畜の糞尿を有効利用?して金になる堆肥としようということでしょうが、経済性を考えればほとんど不可能ということになるのでは。
たしかに糞尿を廃棄物として処理するにもかなりの費用が掛かりますが、堆肥化して肥料利用というのはさらに高いハードルがありそうです。
いずれにせよ、またも口先だけの政策アドバルーンのようです。