爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

畜産農家支援のために国産飼料製造って言ってもどうするというの。

岸田首相は苦境に立たされている畜産農家支援策というのを打ち出したということです。

www.sankei.com

しかし、「国産飼料供給拡大」っていったい何をどうしようというのでしょう。

畜産飼料の原料として使われているトウモロコシやダイズなど、ほとんどが輸入でありしかもこれまでは国産原料よりはるかに安値でした。

それがウクライナ紛争や円安の影響で高騰を続けていますがそれだけ上がっても国産原料はまだ太刀打ちできる値段にはならないでしょう。

もしかしてまた得意の「補助金漬け」?

金さえ出せば何でもできると思っているのでしょうか。

 

なお、他のニュースではさらに「堆肥製造もすすめる」とか。

家畜の糞尿を有効利用?して金になる堆肥としようということでしょうが、経済性を考えればほとんど不可能ということになるのでは。

たしかに糞尿を廃棄物として処理するにもかなりの費用が掛かりますが、堆肥化して肥料利用というのはさらに高いハードルがありそうです。

 

いずれにせよ、またも口先だけの政策アドバルーンのようです。