爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

韓米関係と日米関係は違うのか

ちょっと変な夢を見まして、その中での一場面です。

「韓国は米国の属国としての立場から昨年脱却しました」というニュースが流れる。

その夢のあらすじも不明、その後の展開もありません(そこで目が覚めたので)が、「韓国は米国の属国なのかどうか」ということが非常に強く印象に残りました。

 

「日本は米国の属国」であるという指摘は多くの人々から相次いで発表されており、そこにはかなりの真実が含まれていると感じますが、それでは韓国はどうなのか。

 

かつては米ソの代理戦争の前線に立たされ、今では米中の緊張の只中に巻き込まれており、さらに韓国軍も事実上アメリカ軍の指揮下にあるという話も聞きますが、それでは政治的にはどうなのか。

 

日本からは「アメリカと中国の間をフラフラと行ったり来たり」といった揶揄も交えた見方をされるようですが、それは属国ではないということを示しているのではないか。

 

実は韓国のことについては、それほどきちんと調べたことも考えたこともありません。

素人が簡単に口を出せるようなものではないという感触もあります。

しかし、そのことが意識の深いところで作用して上述のような夢を見てしまったのかもしれません。

 

これを契機に(なんでも契機にしてしまう?)少し韓国についても勉強してみたいと思います。

 

なお、ちょっとだけ関係がありそうですが、「自衛のための戦力を整備するのは当然」ということが声高に叫ばれるようになっています。

ここにも論議の基礎を押し隠す欺瞞があり、「そもそも国の方向性を自分たちで決めているか」という問題を故意に無視して進めています。

アメリカ様の言う通り」の戦略に沿ってしか動かない以上、「自衛」も本当のところは「アメリカの」という接頭辞を付けなければならないのですが、そこを誤魔化してあたかも日本の意志であるかのように言い張っているわけです。

こんな状態で戦力を誇示してもそれはアメリカの軍事力の一環となるに過ぎず、「思いやり予算」をさらに「思いやり軍備」に発展させるという意味しかないのですが。

 

まあ、「属国状態から脱する」だけの意志も気概も、さらに能力すら無いのが今の政府と政権与党ですから仕方ないことなんでしょうが。