爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

いつまで「道路で成長」の夢を見続けるのか。熊本県・市が中長期の道路計画を発表

熊本県熊本市が、今後20-30年ほどの中長期の新広域道路交通計画を策定し発表したそうです。

kumanichi.comその「イメージ図」とやらを張り付けさせてもらいます。

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緑色の路線は前計画からの構想路線ということですので、1993年の計画ということでしょうか。

それからほとんど進展が無いというのも大したものです。

 

それにさらに付け加えて実現の見込みも無く実現したところで成果も上がらないだろう計画だけまた積み上げるというのは無駄の一言。

 

ただし、熊本市周辺の道路だけはできるものは早くやらなければ、国内最悪という熊本市周辺の交通事情はいつまでも緩和されません。

これも、何もやろうとしなかったこれまでの行政の欠陥でしょう。

 

それ以外の路線については、需要もあるはずもなく、できたとしてもタヌキやキツネが走り回るだけになるかもしれません。

八代から天草への架橋という話も昔から繰り返されていますが、距離的には9㎞弱と他の巨大橋よりは短いのですが、八代を含む熊本県南と天草を結ぶ価値がほとんどありません。

阿蘇と高千穂・山都を結ぶなどと言う道も、普段の交通状況を考えれば全く必要なしでしょう。

 

まだこういった「道路を建設し成長につなげる」という夢を見る人がいるのでしょうか。

役所の人間もこんなことをせず、ワクチン接種の手伝いにでも出た方が役に立つのでは。(ちょっと無理か、かえって邪魔だったりして)