JAZZに目覚めていろいろとレコードを買うようになりました。
ちょうど大学に入って東京に通うようになり、レコードを売っている場所もそれまでよりはるかに多く見るようになりました。
大学の生協や通学途中の駅付近などでも輸入盤販売という時があり、そこで面白そうなレコードを売っているとつい買ってしまったということもありました。
それには、やはりアルバイトも始めて少し小遣いに余裕ができたという事情も関係してきそうです。
そのあたりの時期に買った、主流派とは言い難いものをいくつか紹介してみます。
「主流派とは言い難い」などと書きましたが、そうでもないものです。
クリフォードブラウンはかつては超有名なトランぺッター。
ただし、事故で25歳の若さで1956年に亡くなっています。
I remenber Clifford という曲がありますが、彼のことを歌っているものです。
トランペットの音色そのものが圧倒的な存在感をアピールします。
さらに即興演奏でありながら周到な作曲をしたかのようなソロは素晴らしいものでした。
こちらはかなりマニアックでしょう。
アル・コーンとズート・シムスというテナーサックスプレイヤーが2人で作ったグループの演奏です。
軽い感じのもので、それほど考えずに聞くには向いているかもしれません。
さらにこれはほとんど知っている人はないのではと思います。
ジャズを聴いていてもやはりボーカルに心が向いてしまうのは、「歌好き」の素質がそのころからあったのでしょう。
ジャッキー・パリスは1940年代から50年代にかけて活躍したジャズシンガーです。
未見ですが「ジャッキー・パリスの生涯」という映画も作られているということです。
これもあまり深刻になることなく、軽いノリで歌い上げるというものでした。
(まだ続く)