主要国の政治経済の権力者が集うダボス会議が開幕しましたが、今回は「環境問題がテーマ」だそうで、あのグレタさんをはじめとして多くの若者が集結して気炎を上げているそうです。
政治経済のトップが「持続可能な社会」を探れるはずもないとは思いますが。
自国ファーストで他の国から富を奪い去ることが最大の目標であったり、グローバル経済で富を集中させることが生きがいの経済人などがいくら集まっても、そのおこぼれをどこに回すかといった程度の話しかできないでしょう。
そもそも、話し合うべきは「環境問題」ではなく「エネルギー問題」でなければなりません。
これは気候変動の脅威を強調し、脅しをかけてエネルギーに波及させようという姑息な手段でしかなく、正々堂々とエネルギー社会の変革を求めるべき姿勢とははるかに遠いものです。
「脱炭素」という掛け声は聞こえますが、「脱エネルギー」という本来目指すべき道は意図的に覆い隠し、なにやら「自然エネルギー」などというマガイモノでエネルギー使用は今まで通りできるかのような幻想を持たせたいという下心が見えています。
科学者の言うことを聞けと言う主張もありますが、その科学者という連中が一番怪しいということも、ひねた老人は良く知っています。
とても若い人のようにそれを真顔で言うことはできません。
科学者自身が本当に科学者同士で議論ができる場ができればよいのですが。