爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

COP26の会場に集結する世界の若者たち、真剣に考えているのか、「環境問題を考える」の近藤邦明さんが疑問。

COP26が開催され、例によって茶番劇が繰り広げられています。

会場の外にはグレタさんばかりでなく世界中の若者たちが集結し、会議出席の各国首脳たちに向けて気炎を上げているようです。

 

もはやCOP出席者などに何を言っても仕方ないと考えての事か、「環境問題を考える」の近藤邦明さんはその若者たちについて書いていました。

HP管理者から2021年part3/温暖化対策が環境を破壊する

 

その中で、近藤さんは若者たちへ3つの質問を投げかけています。

● 産業革命以降の大気中CO2濃度の上昇が人為的な影響が主因であることを自然科学的に説明できるのでしょうか?
● 大気中のCO2濃度の上昇が気温上昇の主因だということを自然科学的に説明できるのでしょうか?
● 自然エネルギー発電の導入で化石燃料の消費を伴わない工業生産が可能だということを自然科学的に説明できるのでしょうか?

 

すべての気候変動の原因を二酸化炭素の大気中濃度の上昇に結び付けることが、「自然科学的に」証明されたとは言えない状況だということすら、分かっていない人が多いのでしょうが、一部の国のようにそれらすべてが完全に成り立つかのような考えを前提として地球上のすべての社会をそれに従わせようというのはやはり無理があるのでしょう。

 

「科学的な姿勢」というのは、常に疑問を持つということが必要だと思います。

化石燃料をどんどんと燃やす現在の社会に疑問を持つということも必須ですが、だからと言ってそれに対抗する「脱炭素化」の方には疑問を持たずに従うというのはやはり「科学的姿勢」ではないのでしょう。

 

自らの生業やしがらみにがんじがらめにされた大人たちはそうは言っても動きが取れないのかもしれませんが、若者たちが簡単に洗脳されそれに従ってしまうというのは、何もできない大人たちに対するのと同様の淋しさを感じます。