爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

天皇即位の儀式について

即位の礼が行われ、テレビ新聞の報道はそれでもちきりとなりました。

「古来の伝統」と捉えられているものが多いようですが、つい先日非常に興味深い本を読んで、それが実はそうでもないらしいということを知っていたため、今ひとつ素直に感じられなくなってしまいました。

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江戸時代までの即位式は唐風の香りが色濃いものだったようで、それに不満であった明治天皇は中国風のものを取り払って作り上げたものを要望したようです。

また、江戸時代の即位式は京都の庶民も見物することができたようで、今のような何重にもなる警備網に囲まれたものではありませんでした。

とはいえ、明治に始まると言ってもすでに150年の歴史があるものですので、あまり文句も言わずに放っておきましょうか。