即位の礼が行われ、テレビ新聞の報道はそれでもちきりとなりました。
「古来の伝統」と捉えられているものが多いようですが、つい先日非常に興味深い本を読んで、それが実はそうでもないらしいということを知っていたため、今ひとつ素直に感じられなくなってしまいました。
江戸時代までの即位式は唐風の香りが色濃いものだったようで、それに不満であった明治天皇は中国風のものを取り払って作り上げたものを要望したようです。
また、江戸時代の即位式は京都の庶民も見物することができたようで、今のような何重にもなる警備網に囲まれたものではありませんでした。
とはいえ、明治に始まると言ってもすでに150年の歴史があるものですので、あまり文句も言わずに放っておきましょうか。