爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

マイクロプラスチックの有害性が強調される レジ袋とストローだけ目の敵にすれば良いの?

マイクロプラスチックと呼ばれる、廃棄されたブラスチックの破片が人体にも有害であるということが強調されています。

marineplastic.net

その対策?として、レジ袋の制限やレストランなどでのプラスチック製ストローの廃止といったものが話題になっています。

 

レジ袋の廃止というのは、以前から温暖化対策の二酸化炭素削減を理由に言われ続けていましたが、それが効果ないと思って理屈を変えてきたか。

 

このような、「身近なもの、目につくところから少しずつ」という対処というものがどうも好きになれません。

 

もちろん「身近なものから少しずつ」対策を進め、さらに「大きなもの、被害が甚大なもの」に進み、ゆくゆくは「プラスチック使用の全廃」に向かおうとする人は偉大な方でしょうし、尊敬に値します。

 

しかし、たいていの人は「身近なものから少しずつ」ではなく「身近なものだけ少しだけ」対策を実施して、「やったつもりになって満足」で終わりではないですか。

 

スーパーに買い物に行って(私がよく行くのは近くの◯◯◯)です)、マイバックはお持ちですかと言われて用意のバッグに入れても、その一つ一つが大量のプラスチックに覆われているものばかりです。

肉や魚は発泡スチロールトレーに載せられ上からラップをかけられ、大方の製品はプラスチックの袋にいれられています。

それをまとめるレジ袋だけ削減したところでほとんど量的には変わりません。

 

レストランチェーンでも、エラそうに「プラスチックストローは廃止します」なんて言っても他の部分でプラスチックだらけというところが多数目に付きます。

ポーズだけというのがミエミエです。

 

それにしても、今まで散々温暖化だの二酸化炭素だのと脅してきても、なかなか効き目がないと思うと、より健康被害に関係ありそうなマイクロプラスチックに理由を変更するというのも、性根悪すぎ。

 

「やるなら本気でプラスチック全廃の道を目指せ」ということです。