雲井雅人さんのサックス四重奏団のコンサートが市内ホールで開催され、聞きに行ってきました。
NHK-FMの吹奏楽のひびきという番組の公開収録ということで、無料だったということもありますが、なかなかこの田舎までは一流ミュージシャンが来ることも少なく、貴重な機会でした。
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのサックスのカルテットですが、1000席ほどのホールに響き渡る迫力には圧倒されました。
特に雲井さんのソプラノサックスのきらめくような音色には魅了されました。
曲紹介の語りにもありましたが、サックスは新しい楽器なのでロマン派までのクラシックの作曲家には相手にされなかったためにどうしても現代音楽の難しい印象の曲になってしまうということです。
しかし、現代の作曲家マスランカさんの曲も、日本の民謡などのアレンジの曲も十分に楽しめました。
サキソフォンは19世紀の発明のために非常に合理的に作られている楽器で、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと等間隔の系列で作られているのですが、それぞれの音色というものが全く独特であるのも面白いものです。それが同時にうなりを上げて聞こえてくるというのは本当に良い体験でした。