爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「迷惑メール返事をしたらこうなった」多田文明著

悪徳商法の体験ルポを書いているルポライターの多田さんの本で、前にクリックしたらこうなったという本は読みましたが、今回は迷惑メールに返事をしたらと言うものです。
もちろん、通常は返事などは絶対にせずにすべてすぐ廃棄というのが当然なんですが、ルポのためなら危険も顧みず行っちゃってます。

釣りの手口はいろいろとあるようですが、それで引っ張っていく先はほとんどが出会い系サイトと呼ばれるところのようで、どんどんとポイントを使わせるというところが多いようですが、中にはもっとはっきりと詐欺に導くようなものもあるようです。
著者はいろいろなところへメールを出しているためにそういった業者間でのアドレス流出があるためにいきなり変なメールが届くと言うことがよくあるそうです。
ロメールは表現もずばりというものが多いようで、こういったものが未成年者にも流れている可能性があるということです。

また、公的機関を装ったメールと言うのも相当あるようで、こういったものなどは中高齢者は信じてしまうこともあるようで、危険性が大きいと言えます。

フェイスブックなどSNSでも友達承認で釣り上げてそこから私的メールに誘導していくといった手口もあるようで、そういえばまったく知らない女性から承認要請が来たことがあったなと納得です。

迷惑メール撃退のおまじない?は「なむあみだぶつ」だそうです。ちょっと強引かもしれませんが。
な:なりすましを常に意識すること
む;無料という言葉につられない
あ:絶対にアクセスしない
み:見知らぬ人からのメールは即、削除
だ:題名(タイトル)の魔力に惑わされない
ぶ:物騒な代物は買わない、手を出さない
つ:通報する

いくら通報したところでいたちごっこかもしれませんが。