科学ジャーナリストという瀧澤さんが小中学生を対象に書かれた本です。お決まりの女の子と先生が対話しながらという構成ですが、内容はかなり難しいのではないでしょうか。とても子供にすんなり理解できる内容ではないと思いますが。
いろいろな科学の関わる問題を扱っていて、・地球は本当に「温暖化」している?・自然エネルギーの時代がやってきた!・どうなる?海の資源と環境保護・心の働きと脳のメカニズム・科学と生命のこれから、という各章に相当濃い内容が詰められています。
著者は大学では物理学を専攻されたということで、生命科学は専門外なのかもしれませんが、本書の後半部分も大過なく書かれているようには見えます。
自然エネルギーに関する記述も、楽観論に偏ることなく、太陽光や風力だけでは現在の需要のごくわずかを賄うのみということも記されており、間違いない内容でしょう。