爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「ローマ人の物語 文庫版第33巻迷走する帝国(中)」塩野七生著


ローマ人の物語も3世紀、ローマ帝国が内憂外患でがたがたとなり滅亡に向かっていく時代となりました。
一番大きかったのは北方からのゲルマン民族侵入でしょうか。また東方でササン朝ペルシャが興り、それまでのパルティア王国と異なり拡大してきたことも衰退の要因と言えます。

皇帝となっても上手く外敵を防げないとすぐに部下に殺されたりして次々と交代していくようになります。

それにとどめを刺すのがキリスト教の蔓延ということになるのでしょうか。