2012-12-08 「ローマ人の物語 文庫版第33巻迷走する帝国(中)」塩野七生著 読書記録 ローマ人の物語も3世紀、ローマ帝国が内憂外患でがたがたとなり滅亡に向かっていく時代となりました。 一番大きかったのは北方からのゲルマン民族侵入でしょうか。また東方でササン朝ペルシャが興り、それまでのパルティア王国と異なり拡大してきたことも衰退の要因と言えます。皇帝となっても上手く外敵を防げないとすぐに部下に殺されたりして次々と交代していくようになります。それにとどめを刺すのがキリスト教の蔓延ということになるのでしょうか。