アメリカの株式が連日の続落。危険な兆候を見せています。
この原因は米中貿易戦争をきっかけとしての世界経済減速の懸念や、アメリカの予算停滞のために政府機関閉鎖が続いているためとされています。
これは、どちらもトランプの横暴な政策運営のためであり、原因はすべてトランプ本人にあります。
しかし、なんとこの株安はトランプによれば「FRBの責任だ」とか。
政府予算の決定停滞も、議会民主党がメキシコとの国境の壁建設費を認めないためだとして、放置しています。
政府予算決定の責任は一番に大統領にあり政府の運営も大統領の責任と思いますが、そういった議論はトランプには通じないようです。
私もこれまでのアメリカ大統領すべてについて知っているとは言えませんが、しかしトランプが「史上最低最悪の大統領」であることは間違いないでしょう。
奇しくも、日本の首相を「史上最低最悪宰相」と認定したばかりですが、日米両国にこのような似たり寄ったりのリーダーが存在するというのも終末間近の世界にふさわしい状況なのかもしれません。
(なお、ついでながらロシア大統領、中国主席も似たようなものかもしれません)
ところが、このような惨状にも関わらず、アメリカ国内でのトランプ大統領支持率はピタリと止まったまま動かないようです。
相変わらず、「ウォール街」不信の「白人下層労働者」たちの支持は固いものがあるのかもしれません。
トランプの行動・言動にそろそろ不審感は持っていても他に支持を移すということはできないのでしょう。
とはいえ、アメリカ国民を馬鹿にするわけにも行きません。何があっても安倍支持という4割近い日本人有権者も、どう考えてもその8割以上は安倍政策で何も得をしていないはずですから。