爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

輪島塗存続のピンチ、支援の動きは強まるが。

石川県輪島市の伝統工芸の輪島塗ですが、地震で大きな被害を受けました。

もともと大きな会社で操業していたものではなく、多くの職人たちが分業で仕上げていたものなので、それぞれの職人さんが復興が難しくなれば全体として動かなくなります。

www.newsweekjapan.jp

ただし、地震で大きな打撃を受けたとしてもそれだけが原因ではなく、徐々に衰退していたのがとどめを刺されたとも言えます。

 

石川県に仕事で行っていたとき、テレビのローカル番組ではたびたび輪島塗を紹介する番組が流れていました。

うるしの原料の精製の作業など、まだ記憶に残るほど印象深いものもあります。

 

仕事が終了して金沢を離れる時に、記念にと思って一品だけ購入した飾り盆が我が家には飾ってあります。

それは美しいものなのですが、本来は漆器は実用に使うというのがあるべき姿なのでしょう。

昔の思い出ですが、旧家にはたまの接客用として多くの食器が大切にしまってありました。

色鮮やかな漆器などがあったのですが、そういった習慣もどんどんと消えてしまいました。

今時はそのような大人数の接客などと言うことも自宅でやることはなく、仕出しや料理屋で行うのが普通でしょう。

 

輪島塗も復興の努力はされるのでしょうが、どの程度まで戻るのか。

できることがあれば支援したいと思います。